日記

低クオリティの弁当、本の感想、ときどきDA PUMPについて

アタック25出演記・中編(リハーサル編)

7月15日に放送されたアタック25で地中海クルーズを獲得してしまいました。これはその記録で、前・中・後編に分けた中編です。中編ではリハーサルについて書いています。

 

前編と後編はこちらからどうぞ。

アタック25出演記・前編(出演準備まで) - 日記

アタック25出演記・後編(本番編) - 日記

 

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番組のツイッターより。

 

■大阪へ
収録前日にスタッフの方から着信があり、「勉強しましたか」と聞かれる。めちゃくちゃしたのに、なんだか恥ずかしくて「まぁ一応は」くらいの温度感で答えてしまった。

収録は大阪にある朝日放送の本社で行われる。11時に集合して解散は16時頃になるということだったので、日帰りで参加することにした。

 

新幹線の中でこじゃれたものが食べたかった。朝の東京駅はごった返していて、改札に入るほかなく、グランスタ(こじゃれたものを売っている改札内のエリア)は開店前。それでもこじゃれたものが食べたかったので、探し回ってDEAN&DELUCAのスタンド型店舗を見つけ、キャロットケーキを買った。

新大阪に着くまでの2時間半のあいだは、苦手分野である日本史(特に戦国時代、江戸時代、幕末)の勉強をした(ただ、ここで勉強したという自負から、微妙にわからなかった日本史問題でボタンを押してお手つきをしてしまうことになる。ちょうどカットされてたけど)。日本史に飽きたら朝日ジュニア年鑑の各都道府県のコーナーを手当たり次第に読んでいった。キャロットケーキは上に乗っていたクリームが暴発して、京都あたりでドタバタしてしまった。

朝日放送本社は大阪駅から徒歩で15分ほどの場所にある(最寄りは福島という駅だった)ので、せっかくだから歩いてみた。大阪の町には人が全然いなかった。大きな川があって、その向こう岸には大きくてしゃれた建物がいくつもあった。

■スタジオ入りするまで
局に着くと、共演者とともに楽屋、メイク室、会議室に順に案内された。楽屋はテレビでよく見る和室。メイク室ではテレビ用のメイクがほどこされた。そのことは事前に聞いていたので薄目のセルフメイクで臨んだが、眉とまつげはノータッチだった。アイシャドウとチークはしっかりめに入れてもらった。

会議室ではスタジオの状況や解答のルール、パネルの取り方を説明された。いくつかありがちなパネル配置が再現され、その際にどうするかひとりひとり聞かれるのだが、オセロ対策をしなかったかいあって、ひとつもまともに答えられなかった。こりゃ優勝は遠いなと思った。

少しだけ、共演者たちと身の上話をした。懸念していたクイズ研究会はいなくてほっとした。

▪️答えられないリハーサル
スタジオに入ると番組そのままの世界が広がっていた。司会の谷原章介さん、出題者の加藤明子アナウンサーが登場し、本番さながらのリハーサルが始まる。本当に、普通に問題が出されたり、谷原さんと話したりした。谷原さんも加藤アナもテレビと何も変わらなかったので、会ってあがってしまうということはなかった。

 

放送ではだいぶカットされているが、回答者と谷原さんのトークは結構長い。1人あたり2分間くらいは話したと思う。テレビ的におもしろい部分のない一般人(私)の話を上手に聞き出して、楽しそうに笑ってくれた谷原さん、さすがブランチを回していただけあると思った。DA PUMPの話を無理やりしたものの、それが電波に乗ることはなかった。

 

スタジオの至る所にモニターがあり、チラチラ私たち回答者の様子が映る。そのたびに前髪を直して姿勢を正した。おかげで放送を見てくれた人からたいそう姿勢をほめられた。

リハーサルで、私は全然ボタンを押すことができなかった。

問題が読まれる。答えを確信する。ボタンを押す。早押しクイズの回答者はこの流れで行動する。お茶の間でクイズ番組を見る人もそんな気分で答えを叫んでいるだろう。スタジオとお茶の間の大きな違いは二つあると思う。ひとつは、早くボタンを押せた一人しか回答できないこと。もうひとつは、お手つきがあること。アタック25では、誤答すると次の2問の間は回答権を失う。このことを考えると、「答えを確信」の精度に自信がないとなかなかボタンを押せなくなる。で、「もう少し問題が読まれるのを待とう」とか思っていると、他の人がボタンを押して、正答してしまうのだ。

パネルを取る練習をした際に、ルール上取ることができない番号をコールしてしまい、谷原さんに優しくフォローされる一幕まであった(難しいですよね、僕もいまだに間違えることありますから、とルールを改めて説明してくれた)。谷原さんは本当に優しかった。


ほとんど活躍できなかったリハーサルを終え、何も答えられなかったらどうしようと思うと、心臓の鼓動が走り出した。とにかくボタンを押そうと決意して、本番に臨むことになった。

 

続きは以下から。

アタック25出演記・後編(本番編) - 日記