日記

低クオリティの弁当、本の感想、ときどきDA PUMPについて

アールグレイの包容力について

小さい子どものいる生活について「温かいコーヒーが飲めない」と形容する人がいる。何らかの対応に追われているうちに、淹れたコーヒーは飲む前に冷める。コーヒーになる前に湯沸かし器の中で熱を失い、それを何度もくりかえして、カルキが抜けた水として一日を終えるお湯も存在することだろう。事故を防ぐために温かい飲み物を飲むこと自体止める親もいる。

 

私はそれでも熱い飲み物にチャレンジすることをやめない。コーヒーは時間がかかるから、お茶。ティーバッグ愛用。引き上げるべき時間に対応できるとは限らないからヒモやちいさな紙ははがさずそのまま。マグカップ一杯分を座って最後まで飲めることはほとんどないけれど、何口か、立ってでも、熱いのが飲めたらまあ欲求は満たされたな、まずまずだな、と思う。

 

さて前置きが長くなりましたが、最近マグカップをレンジ対応のもの(フランフランで500円くらいで売られていた「LOVE」とか書いてあるやつ)に変えました。そう書くとこれまで作家の器とか使っていたのかなみたいな感じがしますが、保冷・保温機能がある金属製のを愛用していたところ、最近の寒さが保温機能を凌駕するようになってきたから温め直しが手軽にできるといいなと思って食器棚の奥にあったのを引っ張り出した運び。

 

そのマグカップ、そこらへんで売ってるマグカップよろしく内側がまっしろなんですね。マリメッコのマグカップもウエッジウッドのマグカップも内側まっしろなのあるけど。内側まっしろだと、淹れたお茶の色の時間による変化がすごくよくわかるんですね。

 

淹れて数時間経った緑茶の色がどれだけ美しくないか。

 

食べ物の見てくれと賞味期限へのこだわりはほとんどない(一方で添加物などは非常に気にする)人間だと自身を認識してきたつもりだったが、放置した緑茶はむりだな、と思った。別に金属のコップを使っていたときは何も思わなかったが、酸化かなにかなのでしょうか、味もまずく感じるようになってしまった。

 

一方で、ただ色が濃くなるだけの紅茶がどれだけ良心的か。味もそんなに変わらないような気がする。特にアールグレイ。柑橘系のフレーバーティーだとこちらも認識しているからなのか、雑に扱ってもそれなりに期待通りの姿と味でいてくれるのである。

 

どちらかといえば緑茶派でしたが、そういった事情から紅茶を志向するようになった昨今です(さめたコーヒーはとてもまずく、悲しい存在であることは、いうまでもない。大概、数センチだけマグカップに残っている)。

 

というびっくりするくらいどうでもいい話でした。今度は胃カメラ(鼻から)のことを書こうと思います。