日記

低クオリティの弁当、本の感想、ときどきDA PUMPについて

2021/2/11の日記

疲れている感じがあり、「きき湯」を初めて買ってみた。入浴剤、実家では習慣的に個包装の温泉を模したものを使っていたが、22歳で家を出てからすっかり遠ざかっていた。過剰な期待感とともに湯船に投入して色のついたお湯に身体を沈める。効いているのかわからない。数分の入浴ごときにいろいろ求めるのも酷かもしれないと思いなおした。

 

昼下がりに速報で何らかの数字を示される毎日。その数字は何週間か前の自分たちの行動が変数のひとつとなって算出されたもので、少なければ少ないほどよいことになっている。毎日、誰かから何らかの採点をされている気分。

 

子どもを乗せられる電動自転車を買った。昭和の男子大学生が長く伸ばした髪を就職で切るように、私も母親になり、クロスバイクをママチャリに乗り換えることになった。スポーツタイプの自転車に乗り始めた頃から、そう遠くない未来に、この自転車との別れがくることになる覚悟をしていた。結局10年くらいしてから予期していた通りの未来が訪れた。最近のママチャリはかっこよく見えるように工夫されているようだが、やっぱりださい。実用性というか快適性とか安全性をとったタイプの商品なんだから当たり前だ。漕ぐ姿勢なんてサーカスで三輪車に乗るクマだかサルみたいになる。

 

それでも子どもを後部座席に乗せてペダルを踏むとひたすらうれしい気分になる。妊娠が判明してから出産するまでは一切自転車に乗ることができず、産後も子どもを連れて自転車に乗ることができなかった。クロスバイクを手に入れて以来、定期券というものを買ったことがなかったくらい、深く生活と結びついていた自転車をふたたびヘビーユースできるのがこの上なくうれしい。そう思うとこの2年間ってほんと人権剥奪されてたな。ママチャリにはママチャリのいい点もあることがわかって、たとえばボトムスを気にせず乗れたり(クロスバイクの場合はぴったりしたズボン以外無理)、タイヤのパンクを恐れず段差を越えたりすることができる。繊細な扱いが必要ないのは地味にいい。

 

私は自転車に乗っていて身体のどこか(お尻とか)が痛くなったことがない。クロスバイクでこけたこともない。それで当然だと思っていたが、他の人はそうでもないみたいで、おそらく私は自転車に乗ることに向いているんだと思う。自転車に乗れば文字通りどこまででも行けて、その自由は本当にすごくうれしい。

 

ちなみに購入したのは電動アシスト付きの自転車。車体は35kg。持っているクロスバイクは10kg切るので本当に重い。子どもを乗せるとさらに10kg追加(ってか1歳児とクロスバイクの重さが同じなのもびびる)。自分でも自分が何と戦っているのかわからないが、平地では基本的にアシストは切って運転しています。

 

あと危険運転をする◯ーバー◯ー◯配達人は滅びてくれ。